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薪ストーブを始める前に知っておきたいこと

薪ストーブ
薪ストーブ

はじめに

窓の外は雪景色。部屋の中の薪ストーブの前でコーヒーを飲みながら読書。

薪ストーブのイメージってこんなゆったりした雰囲気を想像する方も多いのではないでしょうか?僕もその一人でした。オーナーになるまでは。

実際にストーブの暖かさを味わってしまったら抜け出せないほどのぬくもりを感じることができる一方、オフシーズンにどれだけ準備ができるかという影の努力も必要になってきます。

良く言えば、一年中楽しめる趣味みたいなものでしょうか?

私が、薪ストーブオーナーとなって5年。これまで培ったノウハウをここに記したいと思います。そして、薪ストーブに興味を持っている方の参考になればと思っています。

薪ストーブの種類

薪ストーブには種類のよって燃焼方式に違いがあり、メンテナンス方法も変わってきます。

私の薪ストーブは現在では一般的な「クリーンバーン方式」

2次燃焼で煙まで燃やし、煙突から出る排気はクリーンなものとなっています。フィルターなどの消耗品もないためメンテナンスも比較的簡単と感じます。

燃焼方法とは別に薪ストーブにはいろいろな種類があります。

料理ができるタイプ。オーブンが付属されているタイプなど、国やメーカーによってさまざまです。

また、炉に入る薪の長さも種類によって違います。薪の長さが長いか短いかでかなり変わってきます。

工夫すれば、料理も可能です。僕はピザをよく焼いています。

薪の貯蓄量目安

薪ストーブを使用するにあたって必ず必要になるのが薪。

薪は購入し家まで運搬してくれる業者もありますが、値段もそこそこするため我が家では自分で山から貰ってきています。もちろん山の持ち主に許可を頂いております。

貯蓄量の目安として、薪ストーブを生活している時間フルに使った場合、薪は1か月1t。ワンシーズン4t使用することになります。早い時期から使用していると一番寒い時期に薪がなくなるなんてことも。

薪の乾燥具合の目安としては、薪を割った状態で屋根のある所で最低でもひと夏乾燥させたもの。

十分に乾燥していなくても燃やすことはできますが、火の付きが悪かったり煙が多く苦情の原因にもなります。できるだけ乾燥した薪を準備しましょう。

自分で薪を調達する予定の方は、できるだけ長い薪が入るストーブを選ぶのがコツ。例えば薪の長さが30cmと50cmでは薪を切る回数がずいぶん変わってきますし労力がぜんぜん違います。

設置の流れ

家を新築される方は、まずは家を建てる工務店へ相談。そして、薪ストーブ専門店を調べて相談してみましょう。

店によって取り扱える薪ストーブメーカーが決まっているため、いろいろな店を回ってお気に入りを見つけるのがベスト。または、インターネットでお気に入りの本体を調べて取扱店舗を決めるのもあり。

薪ストーブの設置場所も大切です。

①煙突が2階の屋根まで上げれる場所

煙突が低すぎると、煙が風に乗って上に流れていかず近隣のお家に迷惑がかかることがあるとのこと。薪ストーブで一番怖いのが近隣からの苦情。トラブル防止の観点からもできるだけ高い位置に煙突を上げるようにしましょう。

②出入り口や窓が近く、薪の持ち込みに不便を感じない場所

一日中薪ストーブを使用した場合、かなりの量の薪を燃やすことになります。また、溜まった灰を捨てる際にも外まで運ぶことになります。

薪ストーブの設置場所で一番理想的な場所は、土間。薪もきれいなものばかりではないので持ち込むだけで家が汚れます。掃除しやすく多少汚れても気にならない土間が最適でしょう。

設置場所が決まれば、煙突を入れる穴をあらかじめ準備してもらいましょう。(新築の場合)

また、設置場所の床は補強してもらったほうが安心です。

設置金額

薪ストーブ設置にかかった金額がこちら

薪ストーブ本体  420000円

煙突合計     550000円

煙突にかかる費用が設置の半分以上かかりました。

僕の場合は、煙突のルートが直上ではなく一度家の外に出すルートのため余計に多くのパーツが必要になり、値段がアップしました。

煙突の高さを確保するためにはこの方法がベストでした。

薪ストーブを考えている方は、薪ストーブの位置を考えた間取りにすることを強くお勧めします。

注意点

設置するにあたって、経験者としてアドバイスできるとしたらこんな感じです。

①薪を保管・乾燥できる場所を家の敷地内、またはできるだけ近くに準備する。

②薪の乾燥は、基本的に割った状態で夏を超えたもの。乾燥度合いで燃え方が全然違います。

②薪ストーブはシーズン中は生活の中心になるけど、シーズンOFFはただの飾りになってしまうため設置場所はよく考えて。

④薪ストーブ購入後も最初は関連商品が欲しくなり結構お金がかかる

まとめ

一度購入すると、冬のシーズンだけでなく薪集めや乾燥など一年中楽しめるものとなっています。

周囲の苦情が発生しないよう、日ごろからの近所付き合いももちろん大切です。

冬の寒い時期は、無理に外出せずに家で薪ストーブの前でゆっくりとした時間を過ごすのもいかがでしょうか?

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