はじめに
最高の登山は、どこに登ってではなく、誰と登ったか、である。 僕
ヨッシーブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はいつも、登山を共にしてくれる先輩とともに北アルプスの穂高岳へトライ。もちろん二人とも前・奥穂高ははじめて。
いつものように仕事終わりから、山準備をして金曜日夜に出発。今回はテントはあきらめ軽い装備で景色を存分に楽しむことにしました。
過去の槍ヶ岳登山についてはこちら
2017/9/1~2017/9/3
- 関西からあかんだな駐車場→上高地
- 岳沢から岳沢小屋
- 重太郎新道から前穂高岳
- 吊り尾根から奥穂高岳
- 奥穂高山荘泊
- ザイテングラートを経て涸沢へ
- 涸沢から上高地
上高地から前穂高岳
平湯温泉から奥に入った所にあるあかんだな駐車場に車を置き、平湯温泉バスターミナルから上高地まで30分
あかんだな駐車場は開門時間が決まっているので早朝や深夜に到着した車の列が駐車場入り口から並んでいます。僕も深夜到着のため行列に並びっ開門を待ちました。
車を停めて準備すればすぐにバス停でバスの切符を買います。片道でも往復でも可能。切符を無くすかもしれない方は片道だけでいいかも。
バス停では5:00から並んでも最初のバスには乗れず。相変わらずのすごい人。
6:00 上高地に到着し、カッパ橋から記念にパシャリ。
登山好きにはおなじみの、上高地からの前穂高岳。いつもはきれいだなーぐらいの軽い気持ちで見ていますが、今回はあそこまで行くのか!と気を引き締めて観察。
2か月前に、白馬三山をテントを担いで縦走したときの経験が辛すぎて、今回は山小屋泊に決定。
上高地から岳沢小屋までは、そこそこきつい登りはあるものの、軽装なので2時間で到着
天気の安定する9月に山登りに行くことが多いので、高確率で晴れ。日差しがきついので帽子や日焼け止めは必須。
軽く休憩した後、前穂高岳を目指してひたすら登ります。
岳沢小屋から2.5時間で前穂高岳山頂(3090m)に到着。
うっすら雲がかかってきました。
涸沢カールの一部となっているため、雲が無ければ涸沢が見えるのかな?
雲の中から槍ヶ岳も見えました。やはり存在感は抜群ですね。
山頂で一服し、このまま奥穂高を目指します。
雲も晴れて絶好の景色を味わいながら進みます。
きつい上り下りの繰り返しですが、奥穂高岳までは一本道なので迷う心配なし。
この山道を整備してくれている方々にはほんとに感謝しかない。山小屋での買い物や宿泊費は下界よりも割高なのは、運搬費もあるんだけどこうゆう労力も含まれているんだろうな・・。とういう気持ちで、ビールを思う存分楽しませていただいております。ありがとうございます。
奥穂高岳山頂
ほどなくして、奥穂高岳山頂に到着。3190m 前ホから2.5時間
登山を始めたころからずっと気になっていた、ジャンダルムという急に横文字の名前の山。(語源はフランス語で武装警察官!めっちゃかっこいいやん!)
おなじみの山と高原地図でも、登山道とは認定されていないようなルートを通らないと行けない場所ということで興味がありました。
噂では、鎖だらけで上級者が命を懸けて目指す場所。僕には無理・・・。
そんな、未知のエリアを遠くから堪能できるのが奥穂高岳山頂からの景色でした。
肉眼で見ると圧巻でした!(カメラの性能と技術の無さすぎでツライ写真となっています)
写真のドーム型のものがジャンダルム。よく見ると山頂には登山者が数名いたし登山装備がすごいことになってました。
新穂高ロープウェーから奥穂高へ抜ける道もいつか行ってみたい!自分の命を守る登山技術と落ちていく体力の強化が必要です。
山頂を十分堪能し、眼下に見える奥穂高山荘へ向かいます。それにしてもほんとすごい場所に建っているんだなー。
山荘へのルートは梯子場もあり結構時間がかかるので時間に余裕を持った行動が必要。
無事に奥穂高山荘に到着。
チェックインを済ませると大部屋に移動。大部屋は満員になるほどの混雑ぶり。それでも一人布団一枚の場所は確保できました。
奥穂高山荘
立地が山頂直下なだけに水はあまり豊富ではありませんが、テント泊の登山者にも無料で提供していただけるみたいです。
夕食もおかずが豊富でおいしい。ごはんと味噌汁はお替り自由となっています。
建物自体も木造で雰囲気あっていい感じです。持て余した時間を有意義に使える様に本(主に山の本)も豊富。
そしてなんといっても景色が最高にイイ!北アルプスの内側も外側も違った景色を楽しめます。
涸沢岳
荷物を置いて、早々に隣の山にも涸沢岳3103mへトライ。
一度、目的地に到着してしまったので足が重くて仕方ない状態でしたが、山頂も見えているしということで向かいました。近くに見えてなかなか目的地まで到着しないのが登山のいいところ?であります。
涸沢岳山頂に到着。南側には西穂高岳やジャンダルム。雲がなければ眼下に涸沢が見えるはず。きれいなテント達が並んでいることでしょう。
そういえば以前10月涸沢にテント泊したときには、寒さで凍えて寝れなかったのを覚えています。外に置いていたビールがカチコチに凍っていた。
奥穂高山荘に戻り、ビールを堪能しているともう夕暮れ時。ここでも絶景を堪能することができました。
雲が動きまくる雲海。まるで生き物のようにウネウネと動く雲と夕日の沈んでいく姿に見とれていました。自分の足で登って見れる景色は他とはまた違う見え方がするんですよね。
下山
朝日がちょうど八ヶ岳から顔を出しています。本日もいい天気。登山日和です。
この日は、涸沢を経由して上高地へ降りるルートを選びました。登ってきた分ひたすら下ります。
下りのルートはザイデングラード。涸沢と奥穂高岳をつなぐ一般的なルートです。涸沢から見た感じでは緩やかに見えますが見た目より急な坂道なので落石などに注意が必要。
下りは、気を抜いてこけると登りよりも大けががしやすい。特に足が疲れているのと気が緩みがちな場合が多い。しっかり気を引き締めて下山します。
山荘を出発して1.5時間。あっという間に涸沢キャンプ場に到着
ここからは比較的緩やかな下り。ずーっと下りです。
涸沢から1.5時間。途中で沢の音が聞こえてきたらもうすぐ本谷橋。
きれいな川の水で癒されながらしばらく休憩。ここからは一気に下ります。
横尾山荘を過ぎるとひたすらほぼ平地を歩きます。約3時間ぐらい。
上高地からアプローチする場合はこのルートを通らなくてはいけないのですが正直変化のない長い歩きでほんと疲れる。
無事に、上高地に到着。下山後、平湯温泉で汗を流し高山ラーメンを食べて帰路につきました。
まとめ
- 上高地から、前穂高岳へのアプローチは長い平地の歩きがないからいいかも。
- ザイデングラードの下りでこけそうになったので要注意。
- 車で現地までアプローチするため出発地点と到着地点を一緒にする必要がある。(回送サービスもあるけどやっぱり高いしな)
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