はじめに
薪ストーブオーナーになり5年が過ぎようとしています。
薪ストーブを付けたくて田舎に住み薪が置きやすい様に家の配置を考えた結果、今の所不自由なく薪ストーブライフを堪能しています。
薪ストーブのオーナーとしての一年間の動きっぷりを知っていただけたらと思い記録に残すことにしました。
今から薪ストーブ購入を考えておられる方に参考になればと思います。
山を選ぶ
いきなりですが、私は山は持っていません。
住んでいるところは田舎なので山はたくさんありますがすべて人のものです。個人所有であったり自治会、地域が所有している場合もあります。
色々な山の持ち主の方に話を伺った結果、共通しているところは「木が生えすぎて困っている」ということです。
なので、切ってあげましょう笑
薪ストーブに適した山の選定基準
- 出来るだけ奥まで車が入れる道がある。
- スギなどの針葉樹ではなく広葉樹が多い雑木林を探す
- 山に小屋などがあれば最高
とりあえず、目ぼしい山を見つけたらその近くに住んでいる方に声をかけ持ち主を探しましょう。
散歩している方でも構いません。山の持ち主は結構簡単に見つかります。
山の持ち主に声を掛ける際は自分の身元をしっかり説明しましょう。不信感をもたれると仕事が続きません。
いい人そうなら、その山の木を切らせてもらえるのか確認する。
頑固そうな人もいますのでそんな人には遠回しに「このあたりで切らせてもらえる所ありませんかねー?」と攻めてみてもいいでしょう。
昔からその土地に住んでいる方は、いろいろな情報を持っているのでただ雑談するだけでもためになる情報が盛りだくさんな場合があります。
後は交渉しだいです。
木を切る承諾をもらった場合、今後いちいちその方に声をかけなくても山に入っていいのか聞いておきましょう。これだけでもかなり作業がスムーズになります。
僕は、こうゆう山を3つぐらい確保しています。
薪集め
薪集めは基本的に寒い冬にがシーズンだと言われています。
理由は
- 暑くない
- 虫がいない
- 葉っぱがすくない
薪ストーブで使用する薪は最低でも一年、風通しの良い場所で乾燥したものを使用するのがいいみたいです。夏を超すことが条件といわれています。
家に薪を置くスペースも限られているため、空いた棚に次のシーズンで使う薪を補充するので冬から準備する必要があります。
なので、ストーブオーナーは冬の寒い時期にぬくぬくとストーブに当たっている暇はないんです。
冬の天気の良い日はチェーンソーを持って山に向かいましょう!笑
僕は山に小屋があるところで切らせてもらってるのでそこに仮置しておいて家の薪棚が空いたところに運び込みます。
冬の間に仕込んで4月ぐらいに軽トラをレンタルして運び込んでおけば後はゆっくりできます。
道具
薪を集めるには最低限の道具が必要となります。
もちろん高価な物もありますし、特別教育が必要な道具もあります。
ただ、薪を購入するとそこそこの値段がする上に、お金がかかっていると思うとなんとなく燃やすのを躊躇してしまいます。
最低限の道具を紹介したいと思います。
チェーンソー
チェーンソーは原木を薪ストーブに入る大きさに切るために使用します。
とにかく危険なものですので、特別教育を受講して細心の注意を払って使用するようにしてください。
刃の長いものと短いものの2種類を所有していますが最初に購入する場合は40cmぐらいのものが丁度いいと思います。
短すぎると太めの原木は一度に切断できません。
細い木をいい長さに切り揃える場合は片手で持てるぐらいの小型のものが重宝します。
一長一短なので結果的に両方手に入れることにしました。
保護具
チェーンソーを使用するにあたって、どれだけ安全に気を付けていても長時間作業の疲れなどか集中力が低下し、思わぬ事故を発生させてしまうこともあります。
そんなときのために自分の体を守るために必要な保護具が存在します。
特殊な繊維でできており、万が一自分の体にチェーンソーの刃が接触しそうになってもその繊維が刃に絡みつきチェーンソーの動きをストップしてくれるものです。
チェーンソーでのけがは軽傷では済まされないようなケガに発展することが多々ありますので装着しましょう。
燃料
チェーンソーを動かすために使用する燃料も持ち歩く必要があります。チェーンソーのエンジンには混合油を使用します。
混合油とは、ガソリンとエンジンオイルを25:1の割合で割ったものです。ホームセンターやガソリンスタンドでも販売されている(田舎だけ?)ため簡単に手に入ります。
また、木を切るときに自動でチェーンにオイルを差してくれる機能が付いています。そのオイルも補給が必要なためチェーンオイルも必要になります。これもホームセンターで販売されています。
斧(オノ)
薪割りといえば、斧のイメージがかなり強いと思います。僕も一番最初に購入したのが斧です。
すべての薪が割れるというわけにはいきませんが、クセのない薪なら割れてくれます。
斧も色々な大きさが売られています。最初は2.3本購入し使い分けるのが本物の木こりだと思っていましたが、あるものを購入してからはその物欲もなくなりました。
薪割り機
そのあるものとは薪割り機です。
薪にもいろいろな形があり、木のまっすぐな幹を切ってきたものについては、斧でも十分に割れます。
しかし、枝分かれした箇所や節がある場所は硬くてそう簡単に割れてくれません。
そこで、登場するのが薪割り機
色々な種類が出ていますが、薪ストーブ屋さんと相談し下の薪割り機を選びました。
3年斧で割り続けた結果、薪割り機を購入する事を決意しました。斧では限界があることを知ってしまったのです。
一年に数回しか使用しません。しかし、時間効率を考えると予算に余裕があるのなら購入も視野に入れておいてもいいかもしれません。
運搬道具
薪を山の中で運搬するためにあれば効率的に作業が進むものを紹介します。
原木を玉切りしたら運搬しなくてはいけませんが、丸太には持ちやすいように取っ手などはついていません。なので人間が両手を使って丸太を運ぶには一回に一つしか運ぶことが出来ません。
しかし、運搬道具を使うと一度に2個運べます。つまり、作業効率は2倍!
丸太の太さにもよりますが長さに関係なく持ち運ぶことが出来るため便利です。
僕は写真のような道具を使っています。
このタイプは長さが決まっているので自分の薪ストーブに入る長さの薪に合わせた物を購入するといいでしょう。
値段は安めなので2つ購入して二倍速を実現していま
まとめ
何を始めるにも初期投資は必ず必要になってきます。
また、道具を上手に使えるのは人間だけです。道具をしっかり手入れして長い間愛着を持って使っていくのも薪ストーブライフの一つだと考えています。
安全に長時間作業するためにも疲れない工夫を道具に頼りながらしていくのもいいかもしれません。
適切なルールを守りながら、薪ストーブを楽しんでくれる方が増えるとうれしいです。
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