前回までのあらすじはこちらから
ゲートOPEN
ホテルで昼ご飯を食べたりとのんびりしていましたが、エアーズロックの登り口がオープンしたとの情報を掴み再度バスで移動。ゲートに到着するとみんな登ってるやん!
登る前の記念撮影をしていざ登山開始。
遠くから見ると大きい一枚岩ですが、岩肌もよくみると大きめの凹凸があり足が滑ってしまうことは無さそうです。
一応、息子とはロープで繋がった状態で登ることで何かあっても大丈夫な様にしていました。
凸凹に手や足をかけて初めは登っていましたが途中からクサリの手すりが現れてそれを頼りに進みます。
もちろん岩なので草も木も生えていないためいつでも見晴らし最高
どんどん高度が上がっていくのが周りの景色から感じることが出来ます。山登りとは雰囲気が違って面白い!
途中でペットボトルの蓋とカメラのシャッターリモコンを落としてしまいましたがすごい勢いで転がっていきました。
改めて景色を眺めると地平線と特徴的な草が模様になって散らばっています。
その模様は原住民のアボリジニが描く絵にそっくりな事に気が付きました。
先祖代々で伝わっている画法なのかなー。
高いところからしか見れない景色なので、アボリジニも昔は登ってたんじゃないのー?って事を考えながらみんなのペースに合わせて登ります。
急な上りが終わると岩の上面に到着します。
ここからは平坦な道が続くと思いきや、人間の3倍ぐらいのデコボコを超えて行かなくてはいけません。
木がはえていないので捕まるところなく岩と靴との摩擦を利用して進んで行きます。
とはいっても景色は最高にきれい
見渡す限りの地平線と周りには点在するエアーズロックのような岩達
標識などもないため人が歩いて行く方向に一緒に歩いていくとたぶん一番高いところに到着!
山でいうと三角点みたいなもんですか。無事に山頂ならぬ岩頂に到着しました。やったね!
景色は広い岩が広がっててその先には広大な景色となんとも不思議な雰囲気でした。
雨で岩が長い間をかけて侵食された形状をみたり謎のくぼみなどを見て、エアーズロックを肌で感じることが出来ました。
これがもう登れないなんて。
見に来るだけなら来ない人もいるだろうしあれだけのリゾートを作っておいて観光客の激減はかなりの痛手になるはずなのに、アボリジニの意見を尊重するオーストラリアに尊敬しかありません。
さて、一通り景色を楽しんだら下ることしか残っていません。
ひたすら来た道を戻ります。
もともと、登山できる時間が短いことと、もうすぐ永久閉鎖されるということでまぁまぁの人数がチャレンジしておりちょっとした渋滞が起きていました。
別に急いでいるわけではないのでぜんぜんオッケー。
最後の手すり無いゾーンも無事に降り切り、地上へ到着。
無事に登山できたことを祝って息子と握手。
ほんと、文句も一言も言わずによく頑張ったねー。父親として尊敬します。
ちなみにこの付近はハエがたくさんいますので顔用のネットなどを持っていけば便利。
登山中に落とした蓋とリモコンを探しに落ちとるであろう場所に行ってみると、とりあえず蓋発見!あるやん!奇跡的に見つけました。が、よく見てみると他にも蓋がたくさん落ちているやん。みんな落としすぎ。
一番見つけたかったリモコンは立入禁止エリアに落ちたみたいで見つけることができませんでした。シャッターリモコンが無いとこの先の写真撮影にかなりの不便が発生してしまいますが仕方ない。
サンセット
昼から登ったので降りてきた頃にはもう夕方。
別の場所にサンセットを見るためだけに展望台があるのでそちらに移動することに。
このサンセット、ガイドブックによるとなんと一年に何回かは赤く染まったエアーズロックが見れるとのこと。
その条件は、ズバリ天候が曇りであること。まさに今日曇りやん。
淡い期待をむねにサンセットビューエリアへ向かいます。
お金持ちツアー客は、ツアー会社が準備したシャンパンを飲みながらサンセットを楽しむらしいです。てやんでぃ!!バーロー!ちくしょー!
結婚式の写真を撮影しているカップルにであい思わず「おめでとー」と、写真撮影のお手伝いをさせていただきました。若い子はおしゃれやね!荒野にウエディングドレスは素敵だったなー。
ブラブラと一番きれいに見えそうな場所に移動し、息子と遊んでいると、な、なんと!エアーズロックが赤く染まってる!!
息子と大興奮!!これはこれはかなりの幸運!!
天候曇りがこんなところで活躍してくれましたよ!ほんと大興奮で帰りのバスでも盛り上がってしまいました。
BEEF DINNER
ホテルに帰ると砂埃だらけの体をシャワーでキレイにしビールで乾杯!
息子も一緒にお祝いしてくれましたー!テンションは上がったままでビールもおいしいしどんどん飲んでしまいます。
エアーズロックには無事に登山できたし最高のサンセットも見れたし今日は奮発するぞー!とデカイステーキでお祝いパーティー
ここのステーキは生肉を購入し自分で焼いて焼き加減を調節するもの。サラダスープもついてきます。
デカイ肉を食べ慣れていないので焼き加減も難しく何回か焼き直しましたが、最終的には柔らかくて美味しい肉を堪能することが出来ました。中にはほぼ生の肉をむさぼり食うツワモノもいました。
この旅の目的も果たせ、予想外のサプライズ付でとてもいい思い出となりました。
そして、日が経つに連れて感じるのは「一人じゃなく、息子が一緒に来てくれてよかった~!」
この年の息子とこの経験はもう二度とできないだろうし、チャンスがあっても次は一緒に来てくれるかどうか。
一生の思い出が出来たのは言うまでもありません。
次は最後の町、シドニー編です。
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